キャスティング裏話~春名真依編

舞台『尼崎ストロベリー』

舞台『尼崎ストロベリー』の稽古は順調です!本日もこれから大阪に戻って稽古です!

さて本日は春名真依さんのキャスティング裏話です。 きっかけは私がプロデュース・演出を担いました2022年9月に東京、11月に大阪で上演、FOCUS2022【アップデート】という舞台に春名真依さんにご出演頂いたことです。

この作品はボールルームダンス(いわゆる〝社交ダンス〟ですね)と演劇を融合させた公演でした。彼女はそれほど出番もセリフも多くはない役柄だったのですが稽古期間中は自身の出番ではない時でも集中して先輩役者の稽古を見学して、慣れないボールルームダンスにもとても真摯に向き合ってとてつもなく努力しておりました。そして何より私が印象に残っていたのが、自身の出番シーンであろうがなかろうが必ず小さなメモ帳をポケットに携帯しており演出からの指示や修正点をnoteしていた姿です。それは自身の芝居への修正ポイントは勿論のこと、他の役者さんが演出とディスカッションしている時も注意深くその会話を聞きnoteしておりました。そんな姿を見て、2022年9月の【アップデート】東京公演終了後すぐに私は彼女へ舞台「尼崎ストロベリー」への出演オファーを致しました。

さて、春名真依さんが演じる『萌』は主人公・駿一の彼女、という役どころなのですが原作には存在しない舞台版オリジナル・キャラクターとなります。厳密に言いますと原作ではモデルとなる人物が居ます。ただそのモデルとなる人物自身は登場せず名前だけが記されおります。では!

Q)なぜ?主人公・駿一と末期ガンで余命宣告された彼の母親との親子愛が描かれた原作小説を舞台化するにあたり原作には登場しない〝主人公の彼女〟を舞台版では描いたのか?

Q)ザ・ヒロインとして描いた「萌=春名真依」と、ガサツな下町っ娘として描いた「美樹=堀くるみ」。ともに原作にはモデルとなる人物はいるものの、舞台版オリジナル・キャラクターとなる2人をこれほどまでに好対照に描いた意図は?

などなどより深いお話が聞きたい!という方はぜひ!!3/3(日)17:00公演にお越し下さい。終演後に、真丸さん、佐藤太一郎さん、堀くるみさん、春名真依さんが登壇するアフタートークイベントに私も登壇致します。そこで舞台『尼崎ストロベリー』創作裏話などもお話したいと思います。

舞台「尼崎ストロベリー」は、末期がんに侵され余命宣告されたオカンの為に「笑い」で体内のNK細胞を活性化させようと漫才甲子園に挑戦する一人息子の高校生・駿一が奮闘する物語です。本作品には親子愛、そして駿一を支えようとすればするほど駿一と感情のラインが入違って、すれ違う幼なじみたちとの友情を「尼崎」という下町を舞台に描き、そこには甘酸っぱい初恋があったり、と若い世代に伝えたいことがいっぱい詰まった青春群像劇となっております。この作品に一人でも多くの地元の中高生たちを招待して、色とりどりの「愛」を届けます。是非とも劇場にお越し下さい。

舞台 「尼崎ストロベリー 2024」(あましんアルカイックホール・オクト)

2024年3月2日(土)〜4日(月)全4公演

*3月3日(日)17:00公演(登壇者:真丸、佐藤太一郎、堀くるみ、春名真依、木村淳)

*3月4日(月)14:00公演(登壇者:真丸、篠原真衣、堀くるみ、春名真依、木村淳) 上記2公演の終演後にアフタートークイベント予定。

原作:成海隼人(「尼崎ストロベリー」幻冬舎)

脚本・演出:木村淳

出演: 真丸、篠原真衣、堀くるみ、春名真依、井本涼太、桜井雅斗、武田訓佳、 堀川絵美、佐藤太一郎ほか

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